ヨガの種類②アシュタンガヨガ

ヨガについて
るーくん
るーくん

あき先生!前回の『ハタヨガ』のお話、すごく面白かったよ!第2回目の今日は、どんなヨガについて教えてくれるの?

あき先生
あき先生

るーくん、楽しみにしてくれて嬉しいわ。今日はね、『アシュタンガヨガ』についてお話しするわね。

この記事を読むとわかること

ヨガの種類の一つ、アシュタンガヨガのことがわかります

 

1.アシュタンガヨガの由来と意味

るーくん
るーくん

アシュタンガヨガ!なんだかかっこいい響きだね。どんなヨガなの?

 

あき先生
あき先生

シュリ・K・パタビジョイス氏によって体系化された、伝統的なヨガの流派なの。呼吸とポーズ(アーサナ)を連動させながら、流れるように動くダイナミックなスタイルが特徴よ。

るーくん
るーくん

へえ〜、流れるように!『アシュタンガ』ってどういう意味なの?

あき先生
あき先生

サンスクリット語で『8つの枝(段階)』という意味よ。ヨガ哲学の根本である『八支則』に基づいているの。

 

八支則とは

八支則とは、サンスクリット語で「8つの枝(段階)」を意味し、ヨガの経典『ヨーガ・スートラ』に記されている、心身の調和や悟り(サマーディ)に至るための8段階のステップです。

普段行うポーズ(アーサナ)は第3段階にあたり、八支則は体だけでなく日常の行動や心のあり方全体を整えるロードマップとなっています。

八支則の8つのステップ
  1. ヤマ(禁戒 / 社会的な倫理) 非暴力(他人も自分も傷つけない)や正直、不盗など、日常で避けるべき心得・ルールです。
  2. ニヤマ(勧戒 / 個人的な心得) 身の回りを清らかに保つこと(清浄)や、今の状況に感謝・満足すること(知足)など、自分自身を整える心得です。
  3. アーサナ(ポーズ / 座法) 瞑想(めいそう)や日常に耐えうる、安定して快適な体をつくるポーズの実践です。
  4. プラナヤマ(呼吸法)呼吸を整えることで、体内の生命エネルギーを調えます。
  5. プラティヤハーラ(感覚の制御)五感を外の刺激から内側へと向け、外部の雑音に惑わされない心を育みます。
  6. ダーラナ(集中)意識を呼吸や特定の一点に集中させ続ける練習です。
  7. ディアナ(瞑想(めいそう))集中が途切れず自然に持続する、深まった瞑想(めいそう)状態です。
  8. サマーディ(三昧 / 悟り)心が完全に静まり、自分と対象が一体となった最終的な心の調和状態です。


あき先生
あき先生

最初から順番通りに全てを完璧にする必要はなく、ポーズ(アーサナ)の練習と一緒に「他人や自分に優しくする(非暴力)」といった簡単な意識から日常に取り入れると続けやすいわね。

2.ポーズの順番

るーくん
るーくん

哲学もしっかりあるんだね!他のヨガと違う特徴ってある?

 

あき先生
あき先生

いくつか大きな特徴があるのだけど、今日は主なポイントを教えるわね。

1つ目は『ポーズの順番が決まっている』ことよ。

るーくん
るーくん

えっ、毎回同じ順番なの?

あき先生
あき先生

そうなの。他のヨガのようにレッスンごとにポーズが変わるのではなくて、毎回決められた順番通りに行うのよ。初心者は『プライマリーシリーズ(ヨガセラピー/ヨガ療法)』と呼ばれる初級シークエンスから練習を始めるわ。

3.呼吸は胸式、ウジャイ呼吸

るーくん
るーくん

毎回同じなら、少しずつ順番を覚えられそうだね!2つ目は?

あき先生
あき先生

2つ目は『ウジャイ呼吸(胸式呼吸)』よ。鼻から吸って鼻から吐くんだけど、喉の奥で心地よい摩擦音を立てながら深く呼吸するの。

るーくん
るーくん

摩擦音…スーッ、ハーッって感じ?なんだか集中できそう!

あき先生
あき先生

その通り!体内に熱を生み出して、自律神経や集中力を整えてくれるのよ。

4.トリスターナ(3つの集中ポイント)

あき先生
あき先生

そして3つ目が『トリスターナ(3つの集中ポイント)』ね。

るーくん
るーくん

トリスターナ?必殺技みたい!

あき先生
あき先生

ふふ、そうね。ウジャイ呼吸、エネルギーの引き締め(バンダ)、そして目線の固定(ドリシュティ)、この3つを同時に連動させてポーズをとるの。そうすることで意識が内側に向かって、『動く瞑想(めいそう)』のような状態に入れるのよ。

るーくん
るーくん

ウジャイ呼吸はさっき聞いたけど、バンダって何なの?

あき先生
あき先生

バンダは、サクリット語で「締め付ける」「ロックする(鍵をかける)」という意味を持ち、体内の生命エネルギー(プラーナ)を外に逃がさず、効率よく循環させるためのテクニックなの。

特定の部位(骨盤底、下腹部、喉)を意識的に引き締めることで、ポーズに安定感を生み出し、体幹の軸を支える役割を担っているのよ。

代表的な3つのバンダ(バンダトラヤ)

  1. ムーラバンダ(骨盤底の引き上げ)会陰部(骨盤底筋群)を優しく上方へ引き上げる基礎となるバンダです。下からエネルギーを漏らさず、体内に着火して引き上げる役割があります。
  2. ウディヤナバンダ(下腹部の引き込み)下腹部を内側かつ上に向かって引き込むバンダです。エネルギーを体の中心(体幹)に集め、ポーズの保持や引き上げを助けます。
  3. ジャーランダラバンダ(喉の締め付け)顎を引いて喉元を軽く締めるバンダです。湧き上がったエネルギーが頭頂から抜けないようにフタをする役割があり、主に呼吸法や座位の姿勢で用いられます。

5.2種類の練習スタイル

るーくん
るーくん

動く瞑想(めいそう)かぁ…。でも、すごく難しそう。練習はどうやってやるの?

あき先生
あき先生

練習スタイルには主に2種類あるわ。

1つは『マイソールスタイル』。自分のペースで覚えたシークエンスを自主練習して、先生から一対一の指導や調整を受ける伝統的な形式よ。

もう1つは『レッドクラス』。これは先生のカウントや指示に合わせて、全員で一緒に同じリズムで動く形式ね。

6.他人と比べず自分のペースで

るーくん
るーくん

どっちも魅力的だけど、運動量が多そうで、僕にできるかなぁ…

あき先生
あき先生

運動量が多くてハードなイメージを持たれがちだけど、最初から完璧にこなす必要は全くないのよ。

  

るーくん
るーくん

本当?少し安心した。

あき先生
あき先生

最初は『太陽礼拝』や基本的な立ちポーズなど、20〜30分程度の短い練習からスタートして、少しずつ順番を覚えていくのがおすすめよ。一番大事なのは、周りのポーズの完成度に惑わされないこと。自分の呼吸と体の感覚を大切にして、無理なく続けることね。

るーくん
るーくん

そっか!他人と比べず、自分の呼吸を大切にするんだね。あき先生、ありがとう!僕も無理なく少しずつ始めてみるよ!

コメント

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